社長業について
- 社長ブログ
(全く信仰心のない私ですが)1年に1度、滋賀県にある「伊崎寺」というお寺に(上原行照)阿闍梨様を訪ね、お参りさせて頂いております。
阿闍梨様とは、(比叡山延暦寺で最も厳しいといわれる)1000日回峰行という荒行を達成された「生き仏様」のこと。
特に、5年700日の回峰を満行すると、「堂入り」といって、9日間にわたる断食・断水・断眠・断臥の行に入られるのですが、
なぜそんなことができるのか?というインタビューに対して氏は「・・・おそらく自分一人ではとうていできないでしょうね。辛い「行」の先には祈って下さる方々のお顔があり、それが力となってまた頑張ることができる・・・人によって人が支えられているということを「行」によって実感できるのです。」といった内容のお答えをされています。
社長業を引き継いで、早9年目・・・
時々、誰のために経営しているのか・・・何のために先代を継承したのか・・・と迷うことがあります。
顧客のため?スタッフのため?自分のため?会社そのもののため?
しかしそんな時、私はいつも阿闍梨様の言葉を思い出し、「社会から求めて(認めて)頂ける限り、続けていこう・・・」
「勿論、成長あってこその継続・・・継続こそが自分のミッション!」
と自らを奮い立たせ、今日に至っています。
阿闍梨様ほどの難行・荒行は、私にはとうてい真似できませんが、弊社に関わる全ての人達の幸せを祈り、商売に邁進すること・・・その一点だけに集中して、これからも精一杯努力して参りたいと考えております。
・・・その阿闍梨様から学んだ言葉があります。
「行をすれば、50点の人間が51点になれるかもしれん。
でもそうしなければ、50点は50点のままや」【叡南覚照 大阿闍梨】(上原行照阿闍梨様の師僧)
・・・深いですね。