先日、（棹飛びの寺で知られる）伊崎寺の住職「上原行照」阿闍梨さまにお逢いして参りました。

阿闍梨さまとは、千日回峰行を満行された「生き仏さま」のこと。

千日回峰行とは、来る日も来る日も休むことなく、１日約３０キロを６時間かけて巡拝し、７年がかりで１０００日間、計４００００キロを歩く荒行。

５年７００日の回峰を満行すると、無動寺谷明王堂にて９日間、「断食、断水、断眠、断臥」の行に入り、大阿闍梨となられます。

（普通の人間にはとても真似のできない行ではありますが）そんな大変な荒行を満行された後でさえ、「この行は私ひとりでは、とうていできるものではなかった・・・皆さんの支えがあるからこそできた・・・行をさせて頂いている心境だった」とおっしゃる阿闍梨さまと、（間近で）お話させて頂いていると、私の抱えている悩みなど、とってもちっぽけなものに思えてきます。

風に揺れる木々と、琵琶湖の波音しかしないお寺の境内。

ただひたすら手を合わせているだけなのに、心が洗われる気がする・・・そしてパワーがみなぎってくる・・・

（ストレス解消に）旅行や温泉も良いけれど、私はこの空間がたまらなく大好きです！

・・・今年も残すところ後わずか・・・

振り返れば、たくさんの方々に支えられ、お世話になりながら、無事１年を過ごすことができたように思います。

来年は「未」年(^^♪

若々しく未来に向かって、未知を究め、未踏の地を拓いてゆく年となりますように・・・

１年間ありがとうございました。また来年も宜しくお願い致します。