日本酒を見直す!
- 社長ブログ
昨日は、京都木鶏クラブの例会でした。
ご自身で育まれた「イセヒカリ」を使って日本酒を作る機会に恵まれたという会員さんのお話から、話題は「日本酒そのもの」のポジショニングについて・・・
自営業で「酒屋」を経営されている別の会員さんが、嘆いておられました・・・
『日本酒には本来、それぞれの蔵元独自の工法があり、またその年のお米の出来具合によって多少の味の差異が・・・
その差異をできる限りゼロに近づける・・・まさにそこは杜氏の腕・・・そしてそれを楽しむ酒好きがいた!
しかし、(いつからか)その酒独自の味を追及しすぎる客が増え、メーカー各社が(むしろ)味の均一化に走り、その結果がクセのない日本酒増産につながった。
&もう一つ・・・居酒屋等での飲み放題。これは質より量の世界・・・味わい抜きで、お店側に“とにかく安い酒”を提供させる結果となってしまい、不味い酒が市場に出回ることになった悪の根源だそうで・・・
これらの理由が複合的に絡み合って、日本酒本来の良さを知らない日本人が増え、結果的に日本酒離れを引き起こしてしまった。
日本で日本酒が飲まれる量は、お酒全体の需要から言えば、ほんの微々たるもの・・・
私は酒屋である前に、日本人として悲しい限りです』・・・と。
私は、けっして酒飲みではないのですが、このことを聞いて、是非これから日本酒を応援しようという気持ちになりました。
海外では、あえて日本酒をワイン代わりに飲んで頂こうと日夜奮闘されている日本人がいるんだとか・・・
“和食”が無形文化遺産に登録された今、皆でもう一度日本酒の良さも見直してみませんか・・・
・・・コップ酒一杯で、赤くなる私が言うのも何ですがね・・・ 😆